「アベンジャーズ エンドゲーム」の意味

アベンジャーズ エンドゲーム」という映画が 2019年4月に公開されますが、この「アベンジャーズ エンドゲーム」というタイトルはどういう意味なのでしょうか?

「アベンジャーズ」の意味

「アベンジャーズ」は "avengers" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"avengers" は "avenger" という名詞の複数形(~たち)です。

"avenger" は「復讐者」あるいは「復讐代行者」という意味なので、その複数形である "avengers" は「復讐者たち」または「復讐代行者たち」という意味になります。

"avenge" の意味

"avenger" は "avenge" という語の末尾に "-(e)r" 接尾辞がくっついて形成されています。 "-(e)r" は「行為の主」を意味する接尾辞なので、これが末尾に付いた語は「~する者/物」という名詞に変化します。

"avenger" の元である "avenge" の意味は次の通りです("avenge" には名詞と動詞があります):

  1. 復讐/仕返し/仇討ち(をする)
  2. 誰かのために復讐/仕返し/仇討ち(をする)

"avenge" と "revenge"

"avenge" と同様の意味を持つ語に "revenge(復讐、復讐する)" という語があります。「リベンジ(復讐)する」というカタカナ語にもなっているので、意味をご存知の方も多いでしょう。

この "revenge" と比べたときの "avenge" の特徴は「誰かのために」という部分です。 辞書の説明において、"revenge" では誰が復讐者であるのかを明確にしていませんが、"avenge" では上記のように「被害者になり代わって(誰かのために)復讐する」という意味が別途に明記されています。

辞書によっては、上記の2.の意味を1.の意味よりも先に記載しています(意味が重要であるとみなしている)。 2.の意味しか記載していない辞書すらあります。

「アベンジャーズ」に込められた意味

「アベンジャーズ」という映画(というか原作)のタイトルには、主人公たちが自分自身ではなく世のため人のために戦うというニュアンスが込められているかもしれません。

「エンドゲーム」の意味

「エンドゲーム」は "endgame" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"endgame" は「(チェスなどのゲームの)終盤」や「(何かの出来事の)終局」という意味です。

「アベンジャーズ エンドゲーム」の意味

「アベンジャーズ エンドゲーム」という邦題だけを見ると、「復讐者たちの終局」という意味に理解せざるを得ません。

しかし「アベンジャーズ エンドゲーム」の原題では、"Avengers: Endgame" という具合に "Avengers" と "Endgame" の間にコロン(:)が入っています。

コロンの意味

コロンには色々な用法がありますが、その1つが本や映画などのタイトル(題名)におけるサブタイトル(副題)の導入です。 この用法では、サブタイトルの前にコロンを置きます。

例えば次のような感じです:
My Husband Puyi: The Last Emperor of China
我が夫、溥儀:中国最後の皇帝

上の例では、「我が夫、溥儀」というタイトルを「中国最後の皇帝」というサブタイトルで補足説明しています。

"Avengers: Endgame" の意味

"Avengers: Endgame(復讐者たち:終局)" は上の例に比べて語数が少ないだけに意味が難解ですが、「アベンジャーたちの物語の終盤」というぐらいの意味でしょうか。

"Avengers: Endgame" は "Avengers: Infinity War(アベンジャーズ:無限の石を巡る戦い)" という2018年に公開された映画の続編で、ストーリーも密接に関わっているようです。 "Avengers: Infinity War" のストーリーの終局を描くという意味で、「終局(endgame)」という言葉が使われているのかもしれません。

"Avengers: Endgame" の作品概要を見ると、この作品では前作の戦いで荒廃した世界の復興が描かれるようです。