「ブラック・フライデー」の意味

「ブラック・フライデー」とは?

「ブラック・フライデー」とは、11月の第四金曜日のことです。 この日は、米国の感謝祭(11月の第四木曜日)の翌日にあたります。

「ブラック・フライデー」を アルファベットに戻すと "black friday" となり、その直訳は「黒い金曜日」となります。

「ブラック・フライデー」の概要

「ブラック・フライデー」という陰気なイメージとは裏腹に、ブラック・フライデーは米国のクリスマス商戦のシーズン開始日とされており、この日には消費者向けの各店が午前4時や5時という早朝から店を開けて、お祭り騒ぎとなります。

安売り

ブラック・フライデーには各店が大安売りの目玉商品を数量限定で用意するため、徹夜で並んで開店時に一番乗りしようとする客も少なくありません。
ブラック・フライデーで安く売るために製造コストを抑えた商品が作られたりもしているので要注意です。

非日常的な営業時間

近年ではブラック・フライデーを開始する時間を早める傾向がエスカレートしており、次のような店も増えています:
  • 午前0時から営業する店
  • 感謝祭の夜から徹夜で営業する店
  • 感謝祭の朝から営業する店

極端な例では、感謝祭である木曜日の早朝から金曜日の午後11時までぶっ通しで「ブラック・フライデー」を行うという店まであります。 このような現象をからかうようにして「ブラック・サーズデイ(黒い木曜日)」という言葉が生まれています。

会社や学校も休みになる

ブラック・フライデーは法定の休日ではないものの、多くの学校や企業(小売業は除く)では感謝祭に続いてブラック・フライデーも休日としており、ブラック・フライデーの後の土日とあわせて4連休になるために多くの買い物客で賑わいます。 米国の半数ほどの州では、公務員までブラック・フライデーに休日となります。

「ブラック」と呼ばれる理由

ブラック・フライデーが「ブラック」である理由は定かではありませんが、一説によると、1年のうちのこの時期に小売業の売り上げが伸びて黒字となるからだそうです。 つまり「黒字」の「黒」を指して、「ブラック」と言っているのではないかというわけです。

クリスマス商戦の始まりという意味での「ブラック・フライデー」は 1960~1970年頃にかけて使われ始めました。 この言葉の発祥の地は米国のフィラデルフィアです。
「ブラック・フライデー」は昔は、その語感の通りに「災いが起こった暗黒の金曜日」という悪い意味で使われていました。 ここで言う災いとは、経済的な恐慌や敵国の襲来などです。

英国では別の意味

英国では「ブラック・フライデー」はクリスマス前の最後の金曜日を指します。 そして、その意味合いも異なり、「年末で事件・事故が増えて警察や病院が忙しくなる暗い金曜日」という意味です。
米国でも 1950年代には英国と同じ意味で用いられることがありました。

しかしながら近年では、アマゾンなどの米国企業が売り上げを増やすために、英国の「ブラック・フライデー」の意味を米国の「ブラック・フライデー」の意味に塗り替えようとしており、英国でも米国的な意味で「ブラック・フライデー」という言葉が用いられることが増えつつあります。

「ブラック・フライデー」が11月の第四金曜日である理由

11月の第四木曜日~日曜日にかけてがクリスマス前の最後の大型連休だからです。 木曜日は感謝祭なので、その翌日である金曜日からショッピングが盛んになります。

そうした消費者の需要に応えるようにして小売業者が朝早くに開店するようになり、それがエスカレートして恒例の行事のようになったのが「ブラック・フライデー」です。

「ブラック・フライデー」を導入する国が増えている

ここ数年間のうちにブラック・フライデーは、欧州、オーストラリア、ニュージーランド、パキスタン、南アフリカ、ナイジェリア、レバノンなど世界各国に導入されつつあります。

ブラック・フライデーの導入は、売り上げを増やそうとする企業の手により作為的に行われています。 昨年あたりから日本でもブラック・フライデーの話をチラホラと耳にしますが、日本にも近いうちにブラック・フライデーが導入されることでしょう。 ハロウィンと同じように作為的に。