「クロニクル」の意味

「クロニクル」は "chronicle"

「クロニクル」というカタカナをアルファベットに戻すと、"chronicle" となります。

"chronicle" の基本的な意味

"chronicle" の基本的な意味は 「歴史上の出来事を発生した順番で最初から記述した文書」 というものです。

この意味に対応する日本語は「年代記」や「編年史」となります。 「年代記」と「編年史」はどちらも、歴史的な出来事や事件を年代順に記述した文書という意味です。

「歴史書の形式なんて年代順に出来事を記述する以外に無いのでは?」という疑問が生じますが、クロニクルではない歴史書としては、紀伝体で書かれた「紀伝史」というものがあります。 紀伝史では、時系列に沿って歴史を記述していくのではなく、特定の人物や出来事というテーマごとにエピソードを紹介するという形式を取ります。

「クロニクル」のニュアンス

英英辞典で "chronicle" を調べると、「クロニクルには時として、真偽が定かではない伝説的な要素が含まれることもある」とあります。

「伝説的な要素が含まれる」というのは日本や中国の歴史書でも同じですね。 日本書紀など大昔から存在するような歴史書では、歴史の最初の部分において人か神かも定かではないような存在が活躍します。

"chronicle" の他の意味

"chronicle" には、上述の基本的な意味の他に次のような意味があります:
  • 何かの出来事の詳細な記録あるいは報告。
  • 事の顛末。一部始終。
  • 新聞社の社名。 (例. "Homewood-Flossmoor Chronicle"、米国イリノイ州の地方紙、"Homewood-Flossmoor" は地名)
  • 旧約聖書を構成する文書の1つ。 "Chronicles" と複数形で表記されるが単数扱い。
  • 「事実を記録する」という意味の動詞。 文章による記録に限らず、写真や動画による記録も含む。

"chronicle" という語の由来

"chronicle" という名称は、年代記や編年史において歴史上の出来事が "chronological order(クロノロジカルな順番)" で書物に記載されることに由来しています。 クロノロジカルな順番とは「出来事が発生した順番」あるいは「時系列に沿った順番」という意味です。 "chrono(クロノ)" に「時間」という意味があります。

"chronicle" の使用例

"A chronicle of the kings of England"
(イングランド国王年代記)
"A Chronicle of the French Revolution"
(フランス革命の記録)
"a chronicle of our times"
(我々の時代の記録)
"Our mission is to chronicle the life of our community"
(わが新聞社の指名は地域社会の生活を記録することです)