ディズニー映画「ダンボ」の名前の由来

ダンボ」というタイトルのディズニー・アニメの作品があり、2019年には実写映画としても公開されますが、この「ダンボ」という名前の由来はどういったものなのでしょうか?

「ダンボ」は "Dumbo"

ディズニー映画「ダンボ」は米国の作品ですから、子ゾウの名前「ダンボ」は元々は英語のアルファベットで表記されています。

英語のアルファベットで、「ダンボ」は "Dumbo" と綴(つづ)ります。

"Dumbo" の由来と意味

"Dumbo" は造語

"Dumbo" という英単語は造語です。 20世紀の前半に「ダンボ」という子ゾウのキャラクターが作られるまで、英語の語彙(ごい)に "Dumbo" という言葉は存在しませんでした。

英語の辞書で "Dumbo" の意味を調べると、「ノロマな人、頭の回転が遅い人」という意味が記載されていますが、この意味の起源はディズニー映画のキャラクター「ダンボ」です。

"Dumbo" の由来

"Dumbo" という名前は、子ゾウ「ダンボ」の両親の名前である "Jumbo(ジャンボ)" (1)と「のろまな、まぬけな」という意味の英語 "dumb(ダム)" を組み合わせたものです。

アニメ映画「ダンボ」の作中において、意地悪なキャラクターたちが、生まれたばかりの子ゾウ "Jumbo Jr."(2) の耳が異様に大きいのをからかって、この子ゾウに "Dumbo" というアダ名を付けました。

つまり、「dumb(マヌケな)+ Jumbo(親ゾウの名前)= Dumbo」だと言うわけです。

(1) 父親が "Mr. Jumbo(ミスター・ジャンボ)" で、母親が "Mrs. Jumbo(ミセス・ジャンボ)" 。

(2) ジャンボ・ジュニア。「ジャンボの子供」という意味。

ダンボはマヌケなのか?

子ゾウ「ダンボ」は自身のアダ名に違わず、泥の水たまりに突っ込む、自分の大きな耳を踏んづけるなどのドジっぷりを示します。

しかし、その大きな耳で空を飛べることに気づいてからはサーカス(両親の代からサーカスに所属している)の人気者になります。

"Jumbo" の由来

"Dumbo" の両親の "Jumbo" という名前は、19世紀に欧米の動物園やサーカスで見世物にされた "Jumbo" という名前のアフリカ象に由来しています。

アフリカ象 "Jumbo" はスーダン生まれで、1860年~1885年にわたり生存したと伝えられています。 アフリカ象の寿命は60~70年ですから随分と短命であったということになりますが、"Jumbo" の死因は列車事故でした。

"Jumbo" は 1865年までパリの動物園で飼育されたのちロンドン動物園に移されました。 その後 1882年に米国のサーカスに売却され、そこで人気を博しました。 死後には剥製にされてタフツ大学に寄贈されました。

アフリカ象 "Jumbo" の名前の由来は、「族長・酋長・ボス・親分」を意味するスワヒリ語 "jumbe" であるとも、「こんにちわ」を意味するスワヒリ語 "jambo" であるとも言われています。 辞書に語源として記載されているのは前者なので、前者が語源である可能性が高いのでしょう。

カタカナ語「ジャンボ」の語源は "Jumbo"

英語の辞書で "jumbo" という語を調べると、「とても巨大な動物・人・物」という名詞としての意味と、「とても巨大な~」という形容詞としての意味が記載されていますが、こうした意味の語源となったが上記のアフリカ象 "Jumbo" です。

「ジャンボ」というカタカナ語を皆さん一度は目にしたことがあると思いますが、このカタカナ語「ジャンボ」も19世紀に生きたアフリカ象 "Jumbo" に由来しているということになりますね。

アニメ作品「ダンボ」の誕生

ディズニーのアニメ作品「ダンボ」がウォルト・ディズニーにより公開されたのは 1941年のことでした。

アニメ作品「ダンボ(Dumbo)」は、Helen Aberson Mayer という米国人女性が書いた "Dumbo, the Flying Elephant(ダンボ、空を飛ぶゾウ)" という物語を原作としています。

この原作が発表されたのは 1939年です。 物語の挿絵を描いたのは Helen Durney という人です。