「ドキュメンタル」の意味

「ドキュメンタル」は "documental"

「ドキュメンタル」は "documental" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"documental" の意味

辞書での説明

"documental" は「書類(ドキュメント)の」という意味の形容詞です。 名詞としての意味はありません。

"documental" と "documentary"

辞書によっては "documental" の意味として「形容詞としての "documentary" と同じ意味」と説明しているものがあります。 "documentary" の形容詞としての意味は「書類(ドキュメント)の」というものです。

"documentary" には名詞としての意味もあり、名詞の場合の意味は「ドキュメンタリーの映画やテレビ番組」というものです。

"documental" と "documentary" の意味がまったく同じであれば、"documental" に「ドキュメンタリーの映画やテレビ番組」という意味もあるということになりますが、辞書では "documental" には "documentary" の形容詞としての意味しかないとしているので、"documental" には「書類の」という意味しかないということになります。

検索エンジンでの調査

検索エンジンで "in the documental" というフレーズで検索してみたところ、"documental" を「ドキュメンタリーの映画やテレビ番組」という意味で使用している例がいくつか見つかりました。

ただし、現時点では "documental" を「ドキュメンタリーの映画やテレビ番組」という意味で使用するのは一般的ではないようです。 "documental" を形容詞の意味として使用しているケース(*)のほうが圧倒的に多く見つかったうえ、"documental" を「ドキュメンタリーの映画やテレビ番組」の意味で使用している例は口語的であるだけでなく英語としての品質が怪しいものが多いように見受けられたのです。

(*) "in the documental obseravation"、"in the documental data"、"in the documental research" など。

名詞としての "documental" の使用例①

次の用例はTwitter のツイートです。 "... in the documental." と "documental" で文が終わっていることから、この "documental" が名詞であることがわかります。

I'm sorry for your lost. I know how's the feeling. It was amazing hearing her voice in the documental.

"I'm sorry for your lost." というのは "I'm sorry for your loss." の間違いでしょう。

名詞としての "documental" の使用例②

次の用例は Amazon.com の書籍の説明文です。 しっかりした文ですがスペイン語からの翻訳で、原文のスペイン語で "documental" という語が名詞として使われているのに影響されて訳文の英語でも"documentary" ではなく "documental" を名詞として使用したのでしょう。

スペイン語では "documental" に「ドキュメンタリーの映画やテレビ番組」という名詞としての意味があります(辞書にも名詞としての意味が明記されています)。

"La bestia, la tragedia de migrantes centroamericanos en Mexico" (The beast, the tragedy of Central American migrants in Mexico) is a book that expands and goes in depth about what was seen in the documental "The Beast," exposing in detail the difficulties, the dangers and the feelings faced by thousands of human beings who leave their home countries in Central America.

この用例の '...in the documental "The Beast,"...' において、"the documental" と "The Beast" は同格(言い換え)であり、"the documental" イコール "The Beast" です。 日本語にすると「"The beast" というドキュメンタル」となり、この「ドキュメンタル」は名詞です。

名詞としての "documental" の使用例③

次の用例は、とあるウェブ・サイトの記事に寄せられたコメントです。 この用例においても(書籍名なのに小文字になっていてわかりにくいですが)"the documental" イコール "the wildlife of our bobys" であり、この "documental" は名詞です。

hello! I'm interesting in the documental the wildlife of our bobys. I'd like contact wiht you in e-mail, website ... please because I'm sick lot time and I'll need more information about this alternative therapies. I'll be too see complet documental for more information.

"I'm interesting in" は正しくは "I'm interested in" です。 このコメントには他にも5~6ヶ所ほど言葉の面での間違いがあります。

名詞としての "documental" の使用例④

次の用例はとあるブログに寄せられたコメントです。 きれいな文です。 この用例でも、"the documental" イコール "Deep blue" で、"the documental" が名詞として使われています。

I've first heard about bioluminescent marine creatures in the documental "Deep blue" and I think this creature appears in the documental.

まとめ

現在のところ辞書に "documental" の名詞としての意味は記載されていませんが、将来的には "documental" の名詞としての意味が世間的に認められて辞書に記載されるようになるかもしれません。