「ドント・レット・ミー・ダウン」の意味と解説

歌の歌詞などに「ドント・レット・ミー・ダウン」という表現が使われることがありますが、これは一体どういう意味なのでしょうか?

「ドント・レット・ミー・ダウン」は "Don't let me down"

「ドント・レット・ミー・ダウン」は "Don't let me down" という英語の表現をカタカナで表記したものです。 したがって、「ドント・レット・ミー・ダウン」は "Don't let me down" と同じ意味です。

"Don't let me down" の意味

それではその "Don't let me down" の意味はどういうものでしょうか?

"Don't let me down" は「私をがっかりさせないで」や「オレを失望させないでくれ」という感じの意味です。

解説

"Don't"

"Don't let me down" のように文の先頭に "Don't" が置かれるとき、その "Don't" は「~するな」という否定の命令文の意味であるのが一般的です。

    補足

  • 例えば "Don't touch me!" であれば、「私に触れるな!」という意味になります。
  • "Don't" は "Do not" の短縮形ですが、否定の命令文では "Do not" よりも "Don't" を用いるのが一般的です。

  • 会話などでは、文頭の主語が省略された結果 "don't" が文の先頭に来ることがあり、こういう場合には、命令文ではないのに "Don't" が文が先頭に来ることになります。

    例えば、 "I don't wanna sing any more...(オレはもう歌いたくないんだ...)" の "I" が省略されて "Don't wanna sing any more...(もう歌いたくないんだ...)" になるという具合です。

"let me down"

"let me down" という表現は、「"me" を "let down"」するという意味です。 "me" が "let down" という句動詞の目的語です。

そしてこの "let down" には、次の3つの基本的な意味があります:

  1. 下げる、降ろす、落とす(何かが自然と下がったり降りたり落ちたりするように仕向けるというニュアンス。 下げせしめる、降ろさせしめる、落とさせしめる)
  2. 支援を止める、見捨てる
  3. 失望させる、がっかりさせる、期待に沿わない、落胆させる、

"Don't let me down" という表現の "let down" は、3つ目の意味で使われているケースが(特に歌の歌詞では)大部分でしょう。

補足① "let me down" における "me" の位置

"let down" の目的語は、"let" と "down" の間に入る(let...down)か、"let down" の後ろに回る(let down...)かのいずれかです。

3語以上から成る長い目的語は "let down" の後ろに回り、1語だけの短い目的語は "let" と "down" の間に入ります。 2語の場合はどちらもあり得ますが、"let" と "down" の間に入ることが多いでしょう。

"let me down" では目的語が "me" という1語だけなので、"let" と "down" の間に入っています。

補足② "let down" における "let" と "down"の意味

"let" は使役動詞としての「~させてやる」という意味が有名ですが、"let down" の "let" は「何かが特定の方向に動くのを容認する、あるいは何かが特定の方向に動くように仕向ける」という意味です。

"down" が「下方」を意味するので、"let down" で「何か(誰か)が下方に動く(落ちる・降りる・下がる)のを放置する」とか「何かが下方に動くように仕向ける」といった意味になります。

また、「失望させる」の意味で使われる "let down" の "down" は「精神的な意味で下のほう」つまり気分が落ち込んだ状態を意味します。

"Don't let me down"

上述のように "Don't" が「~するな」という意味で "let me down" が「私を失望させる」という意味ですから、この2つを組み合わせた "Don't let me down" は「私を失望させるな」という意味になります。