「イコライザー」の意味は? 言葉の由来は?

「イコライザー」というタイトルの米国映画があり、2018年10月には第二弾である「イコライザー2」が日本で公開される予定ですが、この「イコライザー」とは一体どういう意味なのでしょうか?

「イコライザー」 は "equalizer"

「イコライザー」は "equalizer" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"equalizer" の意味

"equalizer" は「均衡を保つ人・装置・システムなど」という意味です。

"equalizer" にはさらに、「銃器や刃物などの致命的な武器」という俗語としての意味もあります。「特に銃器を意味する」と説明している辞書もあれば、「主に銃器やブラックジャック」と説明している辞書もあります。

ブラックジャックは、皮革に鉛などを詰めた小型の棍棒です。先端がしなるような作りになっています。 銃器とはピストルなどのことです。

"equalizer" が「致命的な武器」の意味で使われるようになったのは 1900年頃です。 当初は裏社会(犯罪者の世界)で使われる言葉でした。

「致命的な武器」という俗語としての意味は、米国やカナダにおける俗語です(英国やオーストラリアの俗語ではない)。

イコライザー=ピースメーカー; "equalizer" の俗語の意味の由来

「致命的な武器」を指して "equalizer(均衡を保つもの)" という語が使われるようになった経緯は不明ですが、コルト・シングル・アクション・アーミー(以下「CSAA」)という拳銃を「ピース・メーカー」という愛称で呼ぶのと同じ発想であるような気がします。
「ピース・メーカー」はアルファベットで "peace maker" と綴られ、これを日本語にすると「平和を作るもの」となります。

ただ、そもそもCSAAが「ピース・メーカー」と呼ばれるようになった理由が不明... とまで書いたところでネットで検索していたら、「ピース・メーカー」だけでなく「イコライザー」もCSAAの愛称であると説明している米国のサイトを見つけました。

この米国のサイトでは「CSAAという拳銃は全ての者を(戦闘力において)平等にしたために『イコライザー』と呼ばれるようになった」と述べています。
この米国のサイトは「ピース・メーカー」という愛称が付いた理由については述べていません。 わたしの私見ですが、「その拳銃で争いに決着がついて平和が訪れるから」という自己中心的な視点で「ピース・メーカー」という愛称が付いたのではないでしょうか。
CSAA拳銃全般凶器全般」という具合に「イコライザー」の俗語としての意味の適用範囲が広がったいったのかもしれません。

「イコライザー」の意味

映画「イコライザー」はCIAの元エージェントが主人公ですから、そのタイトルの由来となった "equalizer" が意味するのは「均衡を保つもの」ではなく「致命的な武器」でしょう。 映画「イコライザー」の映像の写真に拳銃を構える主人公の姿が写っていますしね。

映画「イコライザー」の原題

映画「イコライザー」の原題(米国で公開されたときの本来のタイトル)は "The Equalizer"、そして「イコライザー2」の原題は "The Equalizer 2" です。

"The" を取ってアルファベットをカタカナに置き換えただけの邦題(日本公開時のタイトル)ですね。

"equalizer" という語の成り立ち

まず、「イコール(=)」を意味する形容詞 "equal" から「均衡を保つ」という意味の動詞 "equalize" が生じました。

そして、この "equalize" の末尾に「~する者あるいは物」という意味を持つ接尾辞 "-er" がくっついて "equalizer" という語が誕生しました。