「ジョン・ウィック パラベラム」の意味

ジョン・ウィック パラベラム」というタイトルの映画が 2019年に公開されますが、「ジョン・ウィック パラベラム」とは一体どういう意味なのでしょうか?

「ジョン・ウィック パラベラム」の意味

「ジョン・ウィック パラベラム」は「ジョン・ウィック」の部分と「パラベラム」の部分に分けられます。

それぞれの意味を以下に示します。

ジョン・ウィック

「ジョン・ウィック」の部分は人名です。 主人公の名前が「ジョン・ウィック」です。

パラベラム

「パラベラム」は "Parabellum" という語をカタカナで表記した言葉です。 "Parabellum" は "para bellum" というラテン語に由来する語です。 "para bellum"は「戦争の用意をせよ」という意味です。

"parabellum" は一般的な英語ではありませんが、銃器や弾薬などの製品名として使用されています:

  • Parabellum MG14・・・第一次世界大戦で使用された口径7.92mmのマシンガン
  • Pistol Parabellum・・・「ルガー」という通称で知られる拳銃
  • 7.65×21mm Parabellum・・・拳銃の銃弾(弾薬筒)
  • 9×19mm Parabellum・・・・・・拳銃の銃弾(弾薬筒)

"parabellum" という語はロックバンドの名前にも使われています。

「ジョン・ウィック パラベラム」の「パラベラム」の意味は?

「ジョン・ウィック パラベラム」というタイトルの「パラベラム」は「拳銃の銃弾(弾薬筒)」の意味ではないかと思います。

この映画にマシンガン「Parabellum MG14」は登場しなさそうですし、「ルガー」も今では生産されていません。 しかし Wikipedia によると「9×19mm Parabellum」は現在でも生産されています。

"para bellum" の由来

"para bellum" は "Si vis pacem, para bellum" というローマ時代の警句の一部です。 この警句は、古代ローマの軍事学者フラウィウス・ウェゲティウス・レナトゥスの著作『軍事論』の一節です。 『軍事論』は4世紀末に書かれたと考えられています。

"Si vis pacem, para bellum" を日本語にすると「平和を望むなら戦争の準備を整えよ」となります。 この警句の意味するところは、「平和を維持するには防衛のための軍備を怠らないのが一番だ」というものです。

"Si vis pacem, para bellum" と同じような思想は、古代ギリシャの哲学者プラトン(紀元前427~紀元前347年)の著作や古代中国の司馬遷が紀元前91年頃著した『史記』にも見られます。

ドイツのDWM社(1896年設立)が "Si vis pacem, para bellum" の "para bellum" の部分を取って自社の製品の名称に使用したのが、上述の Parabellum MG14 などです。

「ジョン・ウィック パラベラム」の原題

「ジョン・ウィック パラベラム」の原題は "John Wick: Chapter 3 - Parabellum" です。

これを日本語にすると「ジョン・ウィック: 第三章-パラベラム」となります。 「ジョン・ウィック」の部分が主題で、「第三章-パラベラム」の部分が副題です。

「ジョン・ウィック パラベラム」は「ジョン・ウィック」シリーズの3作目です。 過去2作のタイトルは次のようなものです(カッコ内は公式の邦題):

  • 1作目・・・John Wick(ジョン・ウィック)
  • 2作目・・・John Wick: Chapter 2(ジョン・ウィック チャプター2)