伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)さんが歌う「条件反射」に出てくる英語の歌詞の意味を解説します。
"Tell me what you want"
「キミが欲しいものをボクに教えて」という意味です。
"Tell me" が「ボクに教えて」という意味で、"what you want" が「キミが欲しいもの」という意味です。
"what 主語+動詞" で「(主語)が(動詞)するもの(こと)」という意味になります。 例えば "what she heard" であれば「彼女が耳にしたこと」という意味です。
そういうわけで、"what you want" は「you(キミ)が want(欲しい、望む)するもの」という意味になります。
"So crazy, Harder, Faster, Deeper, more"
「とてもクレイジー(狂っている)、もっと激しく、もっと速く、もっと深く、もっと」という意味です。
"Let's go, Tonight's the night It's gonna be alright"
「さあ始めよう、今夜がその夜だ きっと大丈夫さ」という意味です。
- "Let's go" は「行きましょう」とか「急げ」とか「さあ始めよう」という意味の慣用句です。
- "Tonight's the night" の "Tonight's" は "Tonight is" の短縮型です。 したがって、"Tonight's the night" は "Tonight is the night" と同じ意味です。
"Tonight is the night" においてBe動詞の "is" は「~は...である」というイコールの意味ですから、"Tonight is the night" は「今夜=その夜」ということで「今夜はその夜だ」という意味になります。
"the night(その夜)" というのが「どの夜」のことなのかは不明ですが、歌詞に登場する2人(キミとボク)には「どの夜」のことであるのかがわかっています。 キミとボクの間のそれまでの会話や過去の経緯から、キミとボクの間では「その」が何を指し示すかがわかっているのです。 - "It's gonna be alright" の "gonna" は "going to" がなまった表現です。 "be going to~" はこの文においては「きっと~だろう」という意味です。 "be alright" で「大丈夫である、無事である」という意味なので、"It's gonna be alright" は「きっと大丈夫だろう」という意味になります。 "It's gonna be alright." の "It" が漠然とした状況しか指し示さないため、「何が大丈夫なのか」が私たちには明らかではありませんが、その場で同じ時を過ごす「キミとボク」には明らかなので大丈夫です。 この歌詞の周辺のキーワードから察するに、たぶん「理性を捨てて本能に従ってしまっても大丈夫だよ」ぐらいの意味なのでしょう。
"Oh Baby"
「オウ、ベイビー」という意味です。 "baby" という言葉は愛しい人に呼びかけるときに用いられます。 「おお、愛しい人よ」のジャニーズ版が「オウ、ベイビー」です。
"Tonight we own the night"
「今夜ボクたちは思いのままに夜を過ごすのさ」という意味です。
"tonight" が「今夜」で "we" が「私たち(ボクたち)」という意味なのは恐らくご存知でしょう。
"own" は「所有する」という意味や「完勝する、(歌や演技などにおいて)他者を圧倒する」という意味のほかに「~を支配する、~を制する、~をコントロールできる状態にある」という意味があり、"Tonight we own the night" では「~を制する、~をコントロールできる状態にある」の意味で使われています。 「夜をコントロールできる状態にある」というのがつまり「思いのままに夜を過ごす」ということです。
"Bowwow, Give me more"
「わんわん、もっとちょうだい」という意味です。
"bowwow" は犬の鳴き声を表す擬音語で、日本語の「ワンワン」に相当します。
"Give me more" は、"give me" が「私にください」という意味で、"more" が「もっと」という意味です。 何をもっと欲しがっているのかは明らかにされていませんが、たぶん「キミのすべて」的な何かでしょう。