RPGやラノベに登場する「リッチ」とは

ロール・プレイング・ゲーム(RPG)などのファンタジー作品に登場する魔物の1つにリッチというものがありますが、このリッチとは一体どういう存在なのでしょうか?

リッチとは

リッチはアンデッドの一種です。 アンデッドとは、ゾンビやスケルトンなどのように死体が蘇り生命を持たないままに活動するタイプのモンスターのことです。

現代のファンタジー作品の多くでは、リッチは「死霊術(ネクロマンシー)に長けた魔法使いが永遠の生命を欲して、魔術により自らの肉体を不死化した存在」として描かれます。

リッチは外見的には骨と皮だけ(あるいは骨だけ)で貧相ですが、元々が高位の魔法使いであるため平均的な人間よりも知能が高く強力な魔法を行使します。

魔法を使える王や貴族がリッチになるケースもあることから、リッチは頭に王冠を身に付けていたり、配下としてアンデッドの兵士(スケルトンなど)を引き連れていることもあります。

ファンタジー作品での扱い

リッチはボス・クラスの強敵であり、リッチがラスボスとして登場するRPG・小説・映画も少なくありません。

RPGの中には、プレイヤーが操作するキャラクターの種族(ヒトやエルフやドワーフなど)としてリッチを選べるものもあります。

「リッチ」の語源

「リッチ」は "lich" という英語をアルファベットで表記した言葉です。 "lich" の語源は「死体」を意味する古英語 "līċ" です。

「リッチ」の歴史

近代のファンタジー作品に初めて「リッチ」が登場するのは、1930年ごろのファンタジー小説で、初期のファンタジー小説では所謂(いわゆる)アンデッドの総称として「リッチ」という語を用いることもありました。

しかし、1970年代にダンジョンズ&ドラゴンズ(コンピューター・ゲームではないテーブルトーク形式のRPG。略して「D&D」と呼ばれる)が登場した頃から、リッチの上述の現代的なイメージが定着し始めます。 D&Dは現代のコンピューターRPGの源流にあたる存在です。

D&Dにおける「リッチ」のイメージは 1969年に発表された "The Sword of the Sorcerer" というタイトルのファンタジー小説に由来しています。