「ネバーランド」とは? そこに込められた意味と言葉の由来

ネバー・ランドとは

「ネバー・ランド(Never Land)」は、J. M. バリー(1860~1937年)という英国の作家が創作したキャラクター「ピーター・パン」が住む架空の島の名前です。 「ネバー・ネバー・ランド(Never Never Land)」とも呼ばれます。

ネバー・ランドの住人

ネバー・ランドには、ピーター・パンのほか、ティンカー・ベルを始めとする妖精や人魚たち、「ロスト・ボーイズ」と呼ばれる少年たち、フック船長が率いる海賊たち、「レッド・スキン」という部族も住んでいます。

ロスト・ボーイズとは、乳母車から落っこちてから7日間の間ほったらかしにされていたために妖精にネバー・ランドへと連れてこられた男の子たちのことです。 ロスト・ボーイズが全員が男の子なのは、女の子は乳母車から落ちるなんてヘマをしないからだそうです。

「ネバー・ランド」にまつわるイメージ

ネバー・ランドの住人は、一部の例外を除いて基本的に年を取りません。 そしてピーター・パンは、成長する(大人になる)ことを拒絶するキャラクターとして有名です。

そのため、ネバー・ランドには「永遠の子供」や「不老不死」あるいは「現実逃避」といったイメージがあります。

ピーター・パンとは切り離されて「ネバー・ランド」だけが音楽・ドラマ・映画・アニメ・漫画に登場することがありますが、そうした作品では「ネバーランド」が「永遠の子供・不老不死・現実逃避」の象徴として使われているケースが少なくないでしょう。

「ネバー・ランド」という言葉の由来

「ネバー・ランド」という言葉は、20世紀初頭に「オーストラリアの未開の荒れ地」を指して使われた "the Never Never (Land)" という言葉に由来している可能性があります。

この説を裏付けるかのように、「ネバー・ランド」は「ネバー・ネバー・ランド」と称されることもあります。 J. M. バリーは最初期には、「ネバー・ランド」のことを「ネバー・ネバー・ネバー・ランド」と呼称していました。

ピーターパンが登場するオリジナル作品

バリーの作品のうちピーターパンが登場する(ネバー・ランドは必ずしも登場しないかも)ものは次の4つです:
  1. "Peter Pan, or The Boy Who Wouldn't Grow Up" : 演劇。1904年に発表された。ピーター・パンとフック船長と対決する。
  2. "Peter Pan in Kensington Gardens" : 1906年に発表された。幼少のピーターパンがケンジントン公園に住み着き、妖精たちと仲良くなる話。
  3. "When Wendy Grew Up - An Afterthought" : 大人になったウェンディー。 1908年に演劇として発表されたが、小説として出版されたのは 1957年になってからだった。
  4. "Peter and Wendy" : 1.を 1911年に小説のかたちで出版したもの。 3.の内容も盛り込まれている。 "Peter and Wendy" は、のちに "Peter Pan and Wendy" に改名される。