「レディ・プレイヤー1」の意味と由来

「レディ・プレイヤー1」というタイトルの映画が 2018年4月に日本で公開されますが、この「レディ・プレイヤー1」とは一体どういう意味なのでしょうか?

「レディ・プレイヤー1」は "Ready Player One"

映画「レディ・プレイヤー1」の原題(英語のもともとのタイトル)は "Ready Player One" と言います。

"Ready Player One" の意味

原作小説のタイトル

"Ready Player One" という映画のタイトルは、その原作となった小説に由来しています。 原作小説の題名も "Ready Player One" です。 小説 "Ready Player One" は2011年8月に出版されました。 Ernest Cline という 1972年生まれの米国人が著者です。

原作小説の題名の由来

原作小説の "Ready Player One" という題名は、1980年代のアーケード・ゲーム(ゲーム・センターや駄菓子屋などに置かれていたゲーム機)やテレビゲームにおいてプレイ開始時に画面に表示されるメッセージ(日本でも同じ)に由来しています。

1980年代のゲームで、プレイ開始時に "Ready Player One" あるいは "Player One Ready" というメッセージが表示されたのを覚えていた原作者が、そのメッセージを懐かしんで小説の題名として採用し、それがそのまま映画のタイトルになったというわけです。

1980年代のゲームのうち原作者が特にお気に入りだったのが日本のカプコン社が出した "Black Tiger" というゲームで、このゲームのプレイ開始のメッセージが "Ready Player One" だったので、"Ready Player One" が小説のタイトルとして採用されました。

"Ready Player One" の意味

テレビゲームのプレイ開始の合図であるということから、"Ready Player One" は「1人目のプレイヤー、プレイの準備を!」という意味だということになります。 したがって「レディ・プレイヤー1」は「レディ・プレイヤーという映画シリーズの1作目」という意味ではありません。

"Ready Player One" は "Ready Player" と "One" で区切るのではなく "Ready" と "Player One" で区切られます。 この "Ready" は "Get ready(準備しなさい)" の "ready" と同じ意味です。 "Get ready" の "ready" は形容詞で、「準備が整って」とか「用意ができて」という意味です。

「1人目のプレイヤー」について

1980年代のアクション・ゲームはファミコンなどのゲームも含めて、ワンプレイとツープレイを選択できるのが一般的でした。 「ワンプレイ」と「ツープレイ」とは、プレイヤーが1人なのか2人なのかということです。

ツープレイで遊ぶときには、ゲームによって2人同時に遊ぶ場合と2人のプレイヤーが交代で遊ぶ場合があります。 2人のプレーヤーが同時に遊ぶタイプのゲームでは2人で協力してプレイを進めますが、プレーヤーが交代で遊ぶタイプのゲームでは1人目のプレイヤーがやられたら2人目のプレーヤーが遊ぶという具合に2人が代わりばんこに遊びます。

"Ready Player One" は、2人のプレイヤーが交代で遊ぶタイプのゲームにおいて1人目のプレイヤー(Player One)がプレイを開始するときに表示されるメッセージです。 1人目のプレイヤーがやられて2人目のプレイヤー(Player Two)が遊ぶ番が回ってくると "Ready Player Two" というメッセージが表示されます。

"Black Tiger" と同じくカプコン社が手掛けた「1942」というシューティング・ゲームでも、"Ready Player One" や "Ready Player Two" というメッセージが使用されています。