「リメンバー・ミー」の意味。 2つの意味のうちどちら?

「リメンバー・ミー」というタイトルの映画が 2018年3月に日本で公開されますが、この「リメンバー・ミー」とは一体どういう意味なのでしょうか?

「リメンバー・ミー」は "Remember me"

「リメンバー・ミー」は "Remember me" という英語の発音をカタカナで表記した表現です。

"Remember me" の意味

"Remember me" は「ボクのことを忘れないでね」あるいは「ボクのことを思い出してね」という意味です。

解説

"remember" の意味

"remember" という英単語の主な意味は次の通りです:

  1. ~を覚えている(記憶に残っている)
  2. ~を覚えておく(忘れないように記憶に留める)
  3. ~を思い出す(自然に思い出される、あるいは努力して思い出す)
  4. ~に「...がよろしくと言っていた」と伝える(remember... to~)
  5. ~に贈り物(お歳暮など)・報酬・遺産などを贈る

"me" の意味

"me" は「私を・ボクを・オレを」という意味です。 "me" は「私」を意味する代名詞 "I" の目的格です。

"Remember me" の意味

映画「リメンバー・ミー」の原語にあたる "Remember me" は上述のように「私を忘れないでね」あるいは「私を思い出してね」という意味です。 「私を忘れないでね」と「私を思い出してね」では少々意味が異なりますが、映画「リメンバー・ミー」の "Remember me" はこの両方の意味で使われています。 その根拠は映画「リメンバー・ミー」の主題歌にあります。

映画「リメンバー・ミー」の主題歌

映画「リメンバー・ミー」の原題(元の英語のタイトル)は実は "Remember me" ではなく "Coco" と言います。 "Remember me" は映画 "Coco" の主題歌のタイトルです。

映画 "Coco" を日本語化するときに、原題 "Coco" をカタカナで表記した「ココ」ではなく "Coco" の主題歌のタイトル "Remember me" をカタカナで表記した「リメンバー・ミー」を邦題(日本語のタイトル)として採用したというわけです。
ちなみに、"Coco" というのは主人公の玄祖母(ひいひいばあさん)に当たる女性の名前です。

主題歌 "Remember me" における "remember"

映画「リメンバー・ミー」の主題歌 "Remember me" の歌詞には "remember me" という表現が何度も出てきますが、その一部は次のようなものです:
"Remember me, though I have to say goodbye"
(もうお別れだけど、ボクのことを忘れないでね
"Remember me, each time you hear a sad guitar"
(悲しいギターを聞くたびに、ボクのことを思い出してね
"So, until you're in my arms again remember me"
(だからボクが君を再び抱きしめるときまで、ボクのことを忘れないでね

上記の "Remember me, each time you hear a sad guitar" を「悲しいギターを聞くたびに、ボクのことを忘れないでね」と訳すのは不自然ですし、"So, until you're in my arms again remember me" を「だから君を再び抱きしめるときまで、ボクのことを思い出してね」と訳すのも不自然です。

したがって、"remember me" は「ボクのことを忘れないでね」と「ボクのことを思い出してね」という2つの意味で使われています。

「"Remember me" の意味」の結論

「リメンバー・ミー」という邦題は "Coco" の主題歌 "Remember me" に由来しているはずですし、その主題歌 "Remember me" において "remember me" という表現が「ボクのことを忘れないでね」と「ボクのことを思い出してね」という2つの意味で使われているのですから、「リメンバー・ミー」という邦題も「ボクのことを忘れないでね」と「ボクのことを思い出してね」という2つの意味を兼ね備えているのだと考えられます。