"ride on" の意味

主な意味は4つ

"ride on(ライド・オン)" の意味は主に次の4つです:
  • 乗り続ける、移動を続ける
  • ~に乗る、~で移動する
  • ~次第である
  • ~に乗っかる、~にあやかる

乗り続ける、移動を続ける

"ride on" にはまず、「乗り続ける」や「移動を続ける」という移動の継続を表す意味があります。 この意味の "ride on" では、"on" は前置詞ではなく継続を意味する副詞なので、"on" の後に名詞は必要とされません。
"He rode on for a while."
(彼はもうしばらく〔馬に〕乗り続けた)
"rode(ロウド)" は "ride" の過去形で「乗った」という意味です。 この "rode on" の "on" は副詞なので、何に乗るかを表現するときには「~に」を意味する前置詞としての "on" が別途に必要となります。
"He rode on on a bony horse for a while."
(彼は痩せた馬に、もうしばらく乗り続けた)

~に乗る

この意味で "ride on..." が使われるとき "on" は「~に」を意味する前置詞で、「...」の部分には乗り物や波などを意味する語が来ます。
"He rode on a bony horse."
(彼は痩せた馬に乗った)

~次第である

この意味の "ride on" は "depend on" と同じ意味です。 "on" は前置詞。
"Everything rode on the results of this battle."
(すべてがその戦いにかかっていた)

~に乗っかる、~にあやかる

"ride on" には「(人気や時流に)乗っかる、あやかる」という意味もあります。 歌謡曲の歌詞に登場する "ride on" は、この意味であることが多いと思われますが、意味がはっきりわからないケースが大部分です。 "ride on" がこの意味で使われるとき、"on" は前置詞です。
"Philip Morris was the smallest of the country's six largest tobacco companies in 1954, but it rode on the popularity of the Marlboro Man to become the country's biggest tobacco company by the 1970s."
(フィリップ・モリス社は 1954年の時点で米国に6社あった大手のタバコ会社の中ではもっとも小規模だったが、「マルボロ・マン」の人気のお陰で 1970年代までに米国最大のタバコ会社となった)
"Paris Baguette thus rode on the trend that today's consumer prefers items from franchise bakeries where bread is baked on the spot, rather than buying mass- produced bread at general supermarkets..."
(Paris Baguette社はこのようにして、消費者が工場で大量生産されたパンをスーパーマーケットで買うよりもフランチャイズ店の店内で焼かれたパンのほうを好むというトレンドに乗ったわけである...)

"ride on time"

日本の歌謡曲のタイトルや歌詞では、 "ride on time" という表現もよく使われます。 "ride on time" は、「時流に乗っかる」という感じの意味で使われているのではないかと思いますが、"ride on time" が正しい英語かどうかは不明です。 "ride on time" で検索しても、検索結果に表示されるのは日本語のサイトばかりです。

スラングとしての意味

スラング(俗語)としての "ride on" には、「あっちへ行きな」とか「(性的な意味で)女が男にまたがる」といった意味があるようです。
「あっちへ行きな」というスラングは "ride on" の「移動し続ける」という意味から来ているのでしょう。 「移動し続けろ → ここで止まるな → よそへ行け」というわけです。

また、マウンテン・バイクの愛好者の仲間内では、「(肯定の意味での)いいよ」や「その調子」や「カッコイイ」など様々な意味合いで "ride on" が用いられるそうです。 この "ride on" の場合、"on" が「継続」の意味で用いられ「その調子で(自転車に)乗り続けろ」 ということなんでしょう。

歌謡曲の歌詞に登場する "ride on" には、マウンテン・バイク界隈で流通している意味がしっくり来ると思われるケースもありますが... どうなんでしょうね。