「テンペスト」の意味

「テンペスト」の意味

「テンペスト」を英語で表記すると、その綴りは "tempest" となります。

"tempest(テンペスト)" とは「」あるいは「暴風雨」という意味です。 そこから転じて「大騒ぎ」や「騒動」といった意味も持ちます。 心理的に心の中を荒れ狂う嵐、すなわち「激情」という意味で使われることもあります。
"Your temple is reared on the sands, and the first tempest will wash away its foundation."
(お前の寺院は砂の上に建っている。 一度でもに見舞われたら土台から押し流されてしまうだろう)
"There is a terrible storm that is mirroring the tempest in his mind."
(彼の激情を反映するかのような恐ろしい嵐が生じている)

"tempest" と "storm" の違い

上の例文にも登場していますが、"storm" という言葉も「嵐」という意味を持ちます。 "tempest" と "storm" はどのように違うのでしょうか?

英英辞典を見ると、"tempest" の定義として「激しい暴風。 雨・雪・雹(ひょう)を伴うことが多い」とあります。 一方、"storm" は「雨や雪などを伴う強風」と定義されています。 したがって、"tempest" と "storm" はあまり意味に違いが無いように思えます。
"tempest" の語源をたどると、嵐を意味する "tempestas" というラテン語に行き着きます。 このことからも、"tempest" と "storm" が本質的には同じであることがわかります。

しかし、"storm" には上記の定義に加えて「風速が48~55ノットの風」という気象用語としての意味もあります。 加えて、"tempest" と違って「激情」という精神的な意味はありません。

無論、"storm" にしても比喩的に「心の中の嵐」という意味で使われることはありますが、"storm" のほうが事務的で、"tempest" のほうが詩的・文語的だと言えるでしょう。

動詞としての "tempest"

"tempest" には動詞の意味もあります。 動詞としての "tempest" は「嵐を引き起こす」という意味になります。

"storm" にも動詞としての意味があります。 「嵐が吹く」という意味や「荒々しい言動をする」という意味などがあります。 動詞としては、"storm" よりも "tempest" のほうが比喩的な意味でよく使われます。
"She stormed out of the room."
(彼女は部屋から荒々しく出て行った)