「チューリップ・フィーバー」の意味

チューリップ・フィーバー」というタイトルの映画が 2018年10月に日本で公開されますが、この「チューリップ・フィーバー」とはどういう意味なのでしょうか?

「チューリップ・フィーバー」は "tulip fever"

「チューリップ・フィーバー」は "tulip fever" という英語をカタカナで表記した言葉です。 映画「チューリップ・フィーバー」の原題も "Tulip Fever" です。

"tulip fever" の意味

"tulip fever" を逐語訳すると「チューリップ熱」となります。 "tulip" は「(花の)チューリップ」のことで、"fever" の基本的な意味は「発熱(体温が高い)」というものです。

"fever" には「発熱」という意味のほかに、「熱狂・興奮・フィーバー」という意味もあり、"tulip fever" の "fever" はこちらの意味で使われています。

日本語でも「熱狂」の意味で「~熱」という言い方をするので、"tulip fever" に対応する日本語は「チューリップ熱」でもよいでしょう。 「チューリップ熱」だと熱病の一種と勘違いされそうなので、「チューリップ・ブーム」のほうが良さそうですが。

"tulip fever" とは

"tulip fever" とは、1630年台のオランダで発生したチューリップ・ブームを指しています。 このブームの期間中にはチューリップの球根の取引価格が異常な高値となり、1637年2月にブームが終了した際に価格が暴落しました。 いわゆる「バブル」です。 バルブ(球根)のバブルです。 バブルの最盛期には、チューリップ球根の値段が熟練職人の年収の10倍にまで達したと言います。

映画「チューリップ・フィーバー」は、この時代を舞台とするラブ・ストーリーです。

"tulip fever" と "tulip mania"

「チューリップ熱」に対応するオランダ語は "tulpenmanie" で、このオランダ語を英語にすると "tulip mania" となるため、英語では「チューリップ熱」を一般的に "tulip mania" と呼びます。

映画 "Tulip Fever" が "Mania" でなく "Fever" なのは、原作のタイトルが "Tulip Fever" というものだからです。 "Tulip Fever" というタイトルの "Fever" には、主人公の恋愛的な面での「熱」という意味が込められているのかもしれません。

"mania" にも「熱狂」という意味があるので、"tulip fever" でも "tulip mania" でも、日本語にすると「チューリップ熱」となります。