"undefined" の意味

意味

"undefined" は「定義されていない未定義の」という意味の形容詞です。

"undefined" という語は、「定義された」という意味の形容詞 "defined" に「~されていない」を意味する接頭辞 "un-" がくっついて出来ています。
形容詞 "defined" は、「定義する、定める」という意味を持つ "define" の過去分詞が形容詞として定着した言葉です。

定義の必要性

定義する」とは「一定の意味を1つの言葉に詰め込み、その後、その言葉をその一定の意味で用いる」 という意味です。

何かを定義するという行為を日常生活では意識することはあまりありませんが、ビジネスや学術などにおいては非常に大切です。

契約書の場合

例えば、ビジネスの契約書で「相手方に正式な通知がなされたときに契約が終了するものとする」という規定がある場合に、何を持って「正式な通知」とするのかを定めていないと契約が終了したかどうかが争点となる場合に問題が生じます。

そこで契約書の「定義(Definition)」のセクションに例えば「正式な通知とは、当事者の一方が契約終了を告げる書面を相手方に手渡しで渡すことである」という具合に定めておきます。

すると、契約終了を告げる書面を当事者の一方が自ら手渡しで相手方に渡さない限り(電話・ファックス・電子メール・郵便配達などで契約の終了を相手に通知しても)正式な通知がなされたとはみなされず、契約は終了しないことになります。

定義という手法を使えないと、「相手方に正式な通知がなされたときに契約が終了するものとする」という規定が「当事者の一方が契約終了を告げる書面を相手方に手渡しで渡したときに契約が終了するものとする」という長ったらしい文章になってしまいます。

「正式な通知」が契約書に一度しか登場しない場合にはそれでも良いかもしれませんが、何度も登場するのであれば、定義付けにより「正式な通知」という言葉に「正式な通知とは、当事者の一方が契約終了を告げる書面を相手方に手渡しで渡すことである」という意味を代入しておいて、「正式な通知」という言葉を繰り返し用いる方が効率的です。

他の場面でも

契約以外の法律分野においても例えば、「国民には~の義務がある」という規定にしても「国民」の定義を定めておかないことには、その義務が適用される範囲が不明瞭です。

また科学などの学問でも、何らかの概念を専門用語として定義することによって、「~が...した際にYYYに見られるXXX」といった複雑な事柄を単語1つで正確に簡単に言い表せます。

学問の世界において専門用語の定義が重要なのは、定義が統一されていないと専門用語がカバーする意味範囲に誤差が生じて議論に支障が出かねないためです。 用語の定義が統一されていないというのは、その分野の研究が進んでいないことの証でもあります。

「定義」はコンピューター・プログラミングの世界でも良く使われる概念です。 プログラミングにおける「定義」とは、一定のキーワードに一定の機能を持たせることを言います。