「カタストロフィ」を英語に戻すと
「カタストロフィ」あるいは「カタストロフィー」というカタカナの表現をアルファベットの綴りに戻すと、"catastrophe" となります。 "catastrophe" は「大惨事・大失敗・破滅・悲劇的な結末」という意味です。
「カタストロフィ」は、地震や嵐といった災害や大規模な事故がもたらす大きな被害という意味で用いられるほか、肉親との死別など主観的に(当人の心理面にとって)大きな意味を持つ惨事を指すこともあります。
"catastrophe" の使用例
It is true that the city was buried, but this catastrophe was probably brought about by an earthquake.
その都市が土中に埋まったのは真実だが、この大惨事はおそらく地震がもたらしたものだろう。
Her brother's death was a catastrophe for the family.
弟の死は、彼女の家族にとって悲劇だった。
誤表記に注意
「カタストロフィ」は "catastrophy" とも表記されることがありますが、こちらの綴りは正統的ではありません。
英語を母国語とする人でも予備知識なしに「カタストロフィ」と発音されるのを聞くと、その綴(つづ)りは "catastrophy" だと思ってしまいます。 そのため、"catastrophe" という単語を文字として見たことがない人は「カタストロフィ」を "catastrophy" と書いてしまいます。
"catastrophy" と誤表記をする人が多いため、"catastrophy" はもはや誤表記(間違い)ではなく "catastrophe" の異表記(バリエーション)としての地位を獲得しつつあります。
「カタストロフ」
英語では 前述のように "catastrophe" を「カタストロフィ」と発音しますが、フランス語では綴りは同じで「カタストロフ」と発音します。 そして日本では、そのフランス語の方の発音をカタカナで表記した「カタストロフ」という言葉も使われています。
「カタストロフィ」の語源
"catastrophe" という英語は、「転覆」を意味するギリシャ語 "katastrophe" に由来しています。