"gotta " の意味は? 成り立ちは?

質問: "gotta" とは、どういう意味ですか?

回答:「相互の」という意味です。

回答: 2つ意味があります。 次の2つです:

  1. ~しなくてはならない(gotta + 動詞)
  2. ~を持っている(gotta + 名詞)

詳しくは以下をご覧ください。

1. 用例

~しなくてはならない(gotta + 動詞)
I gotta go.
そろそろ行かなくちゃ。
~を持っている(gotta + 名詞)
I gotta feeling that tonight's gonna be a good night.
今夜は素敵な夜になりそうだ。

# "that" 以下が名詞節。 "that tonight's gonna be a good night" 全体を1つの名詞として扱う。

「素敵な夜になるという感覚を持っている」で「素敵な夜になりそう」。

2. "gotta" の成り立ち

2.1.「gotta + 名詞」の場合

まず「gotta + 名詞」の場合から見ていきましょう。 話が簡単なので。

2.1.1. "gotta" は "got a"

"gotta" の由来は "got a" です。
"got a" を立て続けに発音すると "gotta" になります。

2.1.2. "a" の正体

「gotta + 名詞」の場合、"gotta" の元となる "got a" の "a" は不定冠詞 "a" です。(1)

例えば "gotta feeling" を元に戻すと "got a feeling"(2) ですが、この "a" は不定冠詞です。

(1) したがって、「gotta + 名詞」の「名詞」の位置に入るのは不定冠詞 "a" が付く名詞のみ

(2) "feeling" が可算名詞なので、不定冠詞 "a" が付く。

2.2.「gotta + 動詞」の場合

次に「gotta + 動詞」の場合を説明します。 話が少し長くなります。

2.2.1. "gotta" は "got a"

「gotta + 動詞」の "gotta" の由来も "got a" です。

ただし、"a" の正体が「gotta + 名詞」の場合と異なります

2.2.2. "a" の正体

「gotta + 動詞」の場合、"gotta" の元となる "got a" の "a" は "to" が訛(なま)ったものです。
"to" は実際の会話では "a" と発音されることが多く、会話をそのまま文章として書き起こすときなど、そうして発音される "a" をそのまま文字にすることがあります。

したがって、「gotta + 動詞」の元となる "got a" は "got to" が変化したもの。

そして、この "got to" の "to" は不定詞の "to" です。 ゆえに、後ろに動詞が続きます。

「got to + 動詞」の意味
「got to + 動詞」の意味は「(動詞)しなくてはならない」です。
gotta + 動詞」と同じ意味。 「got a + 動詞」も同じ意味

「got to + 動詞」の「to + 動詞」は不定詞の名詞的用法(~すること)です。

"got to" は "have got to"

「got to + 動詞」は「have(has) got to + 動詞」の "have" が省略された表現です。

「have got to + 動詞」の意味は「(動詞)しなくてはならない」。 "must" や "have to" などと同系統の意味です。
「got to + 動詞」の "got" は過去分詞
「got to + 動詞」の "got" は過去形ではなく過去分詞形です。 手前に位置する "have" の作用により、"get" が 過去分詞形 "got" になっています("get" の過去分詞形は "gotten" と "got" の2つがある)。

2.2.3.「gotta + 動詞」のまとめ

「gotta + 動詞」が生じるまでの経緯は次の通りです(上から下に進む):

  1. have(has) got to
  2. got to
  3. got a
  4. gotta

意味はどれも同じです。

トップページに戻る