「マレフィセント」の意味

「マレフィセント2」というディズニー映画が 2019年に公開されますが、「マレフィセント」とは一体どういう意味なのでしょうか?

「マレフィセント」の意味

「マレフィセント」は "maleficent"

「マレフィセント」は "maleficent" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"maleficent" の意味

それでは、その "maleficent" の意味はどういったものでしょうか?

"maleficent" は「邪悪な、悪意のある、有害な」という意味の形容詞です。

ディズニー作品における「マレフィセント」

ディズニー作品において「マレフィセント」はキャラクター名です。

米国で 1959年に公開されたアニメ映画『眠れる森の美女』に登場する悪い魔女(種族は妖精)の名前が「マレフィセント」なのです。

『眠れる森の美女』において魔女マレフィセントは、オーロラ姫の洗礼式に自分が呼ばれなかったことに腹を立ててオーロラ姫に呪いをかけます。

マレフィセントがかけた呪いは次のようなもの:

姫は美しく優雅に育つが16歳の誕生日に糸車で指を刺して死ぬ。

しかし、洗礼式に出席していた妖精メリーウェザーの祝福によってマレフィセントの呪いは緩和され、次の作用にまで減じられます。

死ぬのではなく深い眠りに陥(おちい)る。 真に愛する人(王子様)のキスを受けると目覚める。

「マレフィセント」が主人公に

2014年に公開されたディズニーの実写映画『マレフィセント』では、マレフィセントが主人公として登場します。 『眠れる森の美女』においてヴィランだった悪い魔女がスピンオフ作品で主人公として扱われるわけです。

実写映画『マレフィセント』は、次のようなストーリーに仕立てられています:

魔女マレフィセントが本当は善人で、「眠れる森の美女 」で彼女が取った行動は表面的には邪悪だったがそれなりの理由があった...

2019年に公開される「マレフィセント2」でも、前作と同様に米国人女優アンジェリーナ・ジョリーが主役としてマレフィセントを演じます。

マレフィセントはディズニーのオリジナル

"Sleeping Beauty"

1959年に公開されたディズニーのアニメ映画「眠れる森の美女」は、Charles Perrault というフランス人作家が 1697年に発表した作品『La Belle au bois dormant(Sleeping Beauty)』に基づきます。
"La Belle au bois dormant" は、「悪い妖精が姫に眠りの呪いをかけ、それをハンサムな王子様が目覚めさせる」という古典的な内容の民話を作品化したものです。 この民話の原型は少なくとも14世紀には存在していました。
しかし、この "La Belle au bois dormant" に「マレフィセント」という名前のキャラクターは登場しません。 ゴッドマザーとして登場する「邪(よこしま)な妖精」が「マレフィセント」のベースとなったキャラクターですが、このキャラクターに名前はありません(単に「年老いた妖精」と呼ばれている)。
「ゴッドマザー」とは「洗礼時に洗礼される子供の後見人となる女性」のことです。 "La Belle au bois dormant" には妖精のゴッドマザーが8人登場し、そのうちの1人が「マレフィセント」に相当する「邪な妖精のゴッドマザー」です。

"Little Brier Rose"

『眠れる森の美女』のグリム童話版である『Little Brier Rose』にも、「マレフィセント」に相当するキャラクターが12人の魔女(wise women)の1人として登場します。 12人のうち11人は生まれたばかりの王女様を祝福しますが、残る1人の魔女が呪いをかけます。

『Little Brier Rose』は『La Belle au bois dormant』に基づきます。『La Belle au bois dormant』の発表時期は前述のように 1697年。『Little Briar Rose』が発表されたのは 1812年。

『La Belle au bois dormant』はイタリアの詩人が著した民話集『The Pentamerone』に含まれる民話『Giambattista Basile』に基づきますが、この民話に「悪い魔女」に相当するキャラクターは登場しません。

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