1. ネバー・ランドとは
「ネバー・ランド（Never Land）」は、英国の作家Ｊ. Ｍ. バリー（1860～1937年）が創作したキャラクター「ピーター・パン」が住む架空の島の名前です。
2. ネバー・ランドの住人
ネバー・ランドには、ピーター・パンのほか、ティンカー・ベルを始めとする妖精や人魚たち、「ロスト・ボーイズ」と呼ばれる少年たち、フック船長が率いる海賊たち、「レッド・スキン」という部族も住んでいます。
ロスト・ボーイズとは？
ロスト・ボーイズ（Lost Boys）は、乳母車から落っこちてから７日間ほったらかしにされたため妖精によってネバー・ランドへと連れてこられた男の子たちです。 ロスト・ボーイズ全員が男の子なのは、女の子は乳母車から落ちるなんてヘマをしないからだそうです。
3. ネバー・ランドのイメージ
ネバー・ランドの住人は、一部の例外を除いて基本的に年を取りません。 またピーター・パンは、成長する（大人になる）ことを拒絶するキャラクターとして知られます。
そのため、ネバー・ランドには「永遠の子供」や「不老不死」あるいは「現実逃避」といったイメージがあります。
ピーター・パンと切り離された「ネバー・ランド」だけが音楽・ドラマ・映画・アニメ・漫画に登場することがありますが、そうした作品では「ネバーランド」が「永遠の子供・不老不死・現実逃避」の象徴として使われているケースが多いでしょう。
4.「ネバー・ランド」という言葉の由来
「ネバー・ランド」という言葉の由来は一説によると、２０世紀初頭に「オーストラリアの未開の荒れ地」を指して使われた "the Never Never (Land)" です。
この説を裏付けるかのように、「ネバー・ランド」の代わりに「ネバー・ネバー・ランド」が使われることもあります。 Ｊ. Ｍ. バリーは最初期の作品では、「ネバー・ネバー・ネバー・ランド」という呼称を使いました。