1. "the way I am" の意味
"the way I am" の訳し方は例えば次のもの:
- 私のあり方
- 私の存在のしかた
- わたしが存在するうえでの様態
- 私がどのように存在するか
2. 解説
2.1. どこで区切るか
"the way I am" は "the way" と "I am" で区切ります。
2.2. "the way" と "I am" それぞれの意味
2.2.1. the way
「道・方法・様態・どのようであるか」といった意味です。
2.2.2. I am
"I am" の意味は次のいずれか:
- 私は存在する
- 私は~である
2.3. "the way" と "I am" の関係
"the way I am" では、"I am" が "the way" を修飾しています。 "the way" について "I am" が説明しています。
2.3.1. 情報の不足と供給
乱暴な説明になりますが "the way I am" とは:
「XXな様態(the way XX)」の「XX」に関する情報が欲しいときに、「XX」について「私が存在する(I am)」と情報を補った結果
です。
2.3.2 文法的に説明すると
形容詞節
"the way I am" の "I am" は上述のように名詞の情報を補う(1) ので、形容詞節(2) です。
"the way I am" の構造を文法的に表現すると次の通り:
名詞句 "the way" を、形容詞節 "I am" が修飾している。(3)
(1) 名詞の情報を補う = 名詞を修飾する
(2) 名詞を修飾するので「形容詞」。"I am" が「主語+動詞」という構造を含むので「節」。「形容詞+節」で「形容詞節」。
(3) "a red flower" で "red" が "flower" を修飾するのと同じように、"the way I am" では "the way" を "I am" が修飾。形容詞節=関係詞節
形容詞節とは関係詞節のこと。 両者はイコールです。
関係詞節とは関係詞(関係代名詞や関係副詞)に導かれる節のこと。
"the way I am" において、"the way" と "I am" の間には関係詞が省略されています。
省略されている関係詞
"the way I am" で省略されている関係詞は "in which" または "how" です。 省略を元に戻すと次の通り:
the way how(in which)I am
ですが、"the way~" という表現では "in which" や "how" が省略されるのが普通です。
2.4. まとめ
- "the way" の意味が「様態」や「どのように~なのか」。 "I am" の意味が「私は(が)存在する」。
- "the way" を説明(修飾)するのが "I am"。
3. "the way I am" の用例
3.1. 目的語としての使用例
"the way I am" は、この4語の集まりで1つの名詞(名詞句)として機能します。 例えば次の使い方:上の例文はSVOの第3文型です:
- S(主語)・・・文頭の "I"
- V(動詞)・・・ love
- O(目的語)・・・ the way I am
"the way I am" 全体で1つの名詞として動詞 "love" の目的語になっています。
"the way I am" では、動詞が "am" と現在形になることで「今の」という意味合いが生じます。 "the way I was" なら「過去の私のあり方」。
3.2. 主語としての使用例
名詞は目的語のほか主語や補語としても使われます。 ゆえに、名詞句である "the way I am" も主語の位置に入れます。上の例文もSVOの第3文型:
- S(主語)・・・ The way I am
- V(動詞)・・・ shows
- O(目的語)・・・ who I am