1. "Great Days" の歌詞に登場する英語の意味
青木カレン・ハセガワダイスケが歌う "Great Days" の歌詞に登場する英語の意味を解説します。
"Great Days"
「素晴らしき日々」という程度の意味です。
"shining justice"
「輝く正義」という意味です。
"shining" の意味が「輝く、輝いている」で、"justice" の意味が「正義」です。
"brand new bed town"
「真新しいベッドタウン」という意味です。
"brand new" の意味は「真新しい」。 "bed town" の意味は日本語の「ベッドタウン」と同じで「都心に通勤する人たちが住む町」です。
"spirits"
"spirits" は "spirit" の複数形。 "spirit" の意味は「精神・心・神霊」など。 "Great Days" の歌詞では「精神・心」の意味でしょう。
「黄金の spirits」で「黄金の精神」という意味です。
"Let the voice of love take you higher" の意味
「愛の声に君をいっそう高くへと連れて行かせてあげましょう」という意味です。「愛の声に逆らわず、さらに高みへと上って行け」ということでしょう。
この文を構成する各部の意味は次の通り:
- let ・・・「~させる」を意味する使役動詞
- the voice of love ・・・「愛の声」を意味する名詞句
- take ・・・「連れて行く」を意味する動詞
- higher ・・・「いっそう高くに」を意味する副詞。
"bizarre summer"
「奇妙な夏」という意味です。『ジョジョの奇妙な冒険』というマンガがありますが、"bizarre" はこのマンガのタイトルの「奇妙な」の英訳に用いられる語です。
"song of praises"
「賞賛の歌」という意味です。
"Let the joy of love give you an answer"
「愛の喜びに答えを与えさせてやりなさい」という意味です。 「愛の喜びに答えを見出せ」や「答えは愛の喜びの中にある」ぐらいの意味でしょうか。
2.「ジョジョ」が影響?
この歌の歌詞にはどうやら、「ジョジョの奇妙な冒険」の第5部「黄金の風」が盛り込まれているようです。 根拠は次の通り:
- 上述の「黄金の精神」というキーワードは「ジョジョの奇妙な冒険」の第5部「黄金の風」にも登場します。 1999年には、この第5部が少年ジャンプに連載中でした。
- 上述の「輝く正義」という言葉も「ジョジョの奇妙な冒険」がらみかもしれません。 第5部には「正義の心」というキーワードも登場します。
- 「ジョジョ」には「人間賛歌」というキーワードも出てきますが、「賞賛の歌」はこの「人間賛歌」を指すように思います。
3. 作詞者について
この曲の作詞を担当した「エンドケイプ」という人は 1973年生まれです。 1999年には26才で、まだ若くて感性も失われていない時期です。 その頃に「ジョジョの奇妙な冒険」の第5部を読んで感銘を受けた経験を今回の歌詞に盛り込んだのではないでしょうか。「ジョジョ」のオープニング・テーマ曲だった
作詞者について調べていたら、この曲 "Great Days" が「ジョジョ」のオープニング・テーマであることが判明しました。 意図的に「ジョジョ」的なキーワードを歌詞に盛り込んでいたわけですね。
「ジョジョ」に感銘を受けていたのは作詞家ではなく私自身で、それゆえに歌詞に散りばめられた「ジョジョ的キーワード」を敏感に察知したのでしょう(笑)
しかしそうすると、 "brand new town" も第4部に登場する「杜王町」を指すのでしょうね。