"Never say never" の意味

"Never say never" の意味

"Never say never" は頭から否定するな」とか「あり得ないと決めてかかるな」といった感じの意味です。 「どんな事柄でも少しは可能性があるんだから最初から諦(あきら)めるなと主張したいときに使われる表現です。
"I'll never love you." "Never say never."
「あなたを愛するなんて、あり得ないわ」「あり得ないなんて言わないで(最初から諦めないで)」

解説

"Never say Never" を逐語訳すると「『決して~ない』なんて決して言わないで」という意味になります。 「~」の部分に何が来るかは前後の文脈により異なります。

以下は、上記の使用例の逐語訳バージョンです:
"I'll never love you." "Never say never"
「あなたを愛することなんて決してないわ」「『決してない』だなんて決して言わないで」

逐語訳すると明確になりますが、この表現の面白いのは、相手に「決して」という言葉を使うなと要求するのに自分が「決して」という言葉を使っているという点です。 この表現の使用者は当然、『自分は「決して」を使うけれど相手には「決して」の使用を禁じる』という身勝手さを自覚したうえでこの表現を使っています。

""Never say...""

日本語の「...なんて決して言わないで」に対応するのは "Never say..." の部分です。 文頭に置かれる "Never..." は動詞と組み合わさって否定の命令文を形成するので、「言う」を意味する動詞 "say" と組み合わさると「言うな」という意味になります。

否定の命令文を作る語としては "Never..." よりも "Don't..." のほうが一般的で、"Don't..." よりも "Never..." のほうが強い気持ちが込められた表現になります。

"...never"

日本語の『決して~ない』に対応するのは "...never" の部分です。 『決して~ない』の「~」に当たる部分は "Never say never." という表現では省略されています。 コミュニケーションの当事者間でわかり合っていることを繰り返すのが非効率的だからです。

例えば、上記の例文に比べて次の例文はムダが多いことがわかります:
"I'll never love you." "Never say you'll never love me."
「あなたを愛することなんて決してないわ」「『オレを愛することが決してない』だなんて決して言わないで」

ネバーセイ・ネバーアゲイン

「ジェームズ・ボンド」シリーズの映画に 1983年に公開された「ネバーセイ・ネバーアゲイン」というタイトルのものがありますが、これは英語に戻すと "Never say never again" です。

カタカナでは「ネバーセイ」と「ネバーアゲイン」で区切られていますが、英語の構造的には "Never say never" と "again" で区切られます。

"again" が「再び(もう二度と)」という意味なので、"Never say never again" は「もう二度と、最初から諦めるな」といった意味になります。