質問: "Don't be afraid.(ドンビーアフレイド)" とは、どういう意味ですか?
回答:「恐れるな」です。
詳しくは以下をご覧ください。
1. "be afraid" について
1.1. "be" と "afraid" の意味
"be" と "afraid" の意味は次の通り:
- be ・・・「~である」を意味する動詞。 いわゆるBe動詞。
- afraid ・・・「恐れて」を意味する形容詞。
1.2. "be afraid" の意味
上記の "be" と "afraid" の意味を組み合わせると「恐れた状態である」。 これを自然な日本語にすると「恐れている」です。
変化する "be"
"be afraid" の "be" の部分は時制や主語の違いによって変化します。1. She is afraid.
2. You are afraid of dogs.1. 彼女は恐れている。
2. あなたは犬を恐れている(あなたは犬が怖い)。# "be" が 1. では "is" に、2. では "are" に変化しています。
"You are afraid of dogs." の "of" は "afraid" と "dogs" を橋渡しします。 形容詞 "afraid" は名詞(句)を伴うのに前置詞 "of" を必要とします。Be動詞が「Be動詞」と呼ばれるのは原型が "be" だからです。
1.3. 命令文 "Be afraid."
"Be afraid." の2語だけで命令文として成立します。
命令文の概要は次の通り:
- 命令文は「~しなさい、~しろ」などと訳される。
- 命令文は動詞の原型で始まる。
「恐れた状態でありなさい」を自然な日本語にしたのが「恐れなさい」。
2. "Don't~" について
命令文 "Be afraid." の前に "Don't" を置くと「恐れなさい」の意味が逆転して、禁止を意味する命令文「恐れるな」になります。
- "don't" は "do not" の短縮形です。
- "don't" は「禁止(否定)の命令文」を作るのに用いられます。「命令文」の前に "Don't" を置くと、「命令文」が「禁止の命令文」に転じます。
例えば "Don't breathe." も「禁止の命令文」。
「禁止の命令文」には "don't" のほか "never" も用いられる。(例. Never go back.)3. まとめ
- 文の一部として用いられる表現 "be afraid" は「恐れている」という意味。
- "Be afraid." だけでも「恐れなさい」を意味する命令文として成立する。
- "Be afraid." の先頭に "Don't" を付け加えて "Don't be afraid." とすると、禁止を意味する否定の命令文「恐れるな」になる。