クリスマス・キャロルって何?「キャロル」の意味、クリスマス・キャロルの具体例

「クリスマス・キャロル」などの表現に登場する「キャロル」とは一体どういう意味なのでしょうか?

「キャロル」は "carol"

「キャロル」は "carol" という英語をカタカナで表記した言葉です。

"carol" の意味

英語の辞書で調べると "carol" の意味として次のように説明されています(建築関係の意味は記載していません):

名詞

  1. 賛美歌。 賛美歌の中でも特に、クリスマス向けのもの(=クリスマス・キャロル)を指すことが多い。
  2. 古来の輪舞(輪になって踊る踊り)。 歌を伴うことが多い。

動詞

  1. クリスマスにキャロルを歌う(特に屋外でグループで)。
  2. (クリスマスに限らず)元気よく楽しげに歌う。
  3. 賛美歌により(神への)称賛や感謝の気持ちを表す。
  4. 歌を歌って祝う。
  5. クリスマスの歌を歌いつつ家から家へと訪問する。

"carol" の意味の変遷

"carol" の当初の意味は「輪になって歌いつつ踊る踊り」というもので、宗教とは無関係でした。 その後、"carol" の意味の焦点が「踊り」から「」へと移動し、"carol" は「踊りに向く楽しげな歌」を意味するようになりました。

"carol" の訳語

英和辞典には、"carol" の訳語として「祝歌」や「キャロル」という語が記載されています("carol" の発音記号は "ˈkærəl" なので、英語での発音は「キャロル」ではなく「カラル」)。

「クリスマス・キャロル」について

「クリスマス・キャロル」の意味

辞書で「クリスマス・キャロル(Christmas carol)」の項目を調べると、「キリストの誕生を祝ってクリスマスに歌われる宗教歌」であると説明されています。

宗教歌」というのは「賛美歌」のことだと考えて良いでしょう。 「賛美歌」とは、「神を讃えたり神への感謝を表したりする歌」のことです。

クリスマス・キャロルの例

古典的なクリスマス・キャロル

YouTube でクリスマス・キャロルを検索したところ、"26 Popular Traditional Christmas Carols"(伝統的なクリスマス・キャロルのうちポピュラーな26曲)という動画が見つかりました。

この動画には「清しこの夜(Silent Night)」は含まれていますが、「ジングルベル」は含まれていません。 「ジングルベル」は宗教歌でないためクリスマス・キャロルに分類されないのでしょう。 でしょう。 「ジングルベル」の歌詞を見ても、一向に神を讃えている様子が窺えませんし。

26曲のうちに「O Come, O Come, Emmanuel」という曲が含まれていますね。 アイルランドのミュージシャン「Enya(エンヤ)」のアルバムに入っているので、この曲は知っていましたがクリスマス・キャロルの一種だとは思いもしませんでした。 まあ、私が「クリスマス・キャロル」という言葉から連想するのは稲垣潤一の曲ぐらいなわけですが。

現代的なクリスマス・キャロルも

Wikipedia の情報によると、1984年に発表された "Mary did you know?"(聖母マリアよ、あなたはご存知ですか?)という曲もクリスマス・キャロルとみなされています。 この曲はポップ・ミュージックではありますが、歌詞の内容は全面的にキリスト教です。 現代的な賛美歌はこういうものなのかもしれません。